オンラインセッションの記事を寄稿していただきました
ジャーナリストのYukie Liao Teramachiさんに先日のオンラインセッションについて記事を寄稿いただきました。Yukieさんはニューズウィーク日本版やサステナブル・ビジネス・マガジンalternaなど、幅広いジャンルでご活躍されています。
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うまくいっていることに意識を払おう
3月26日に行われた初のオンライン無料セッション「ジェレミー・ハンターによる新型コロナの時代におけるセルフマネジメント」には、120名に上る人が参加。ジェレミー流の問いかけを用いて進められたセッションを通じて、「気持ちが楽になった」、「多くの気づきがあった」など、参加者たちからの声が寄せられました。
今、多くの人が先の見えない環境に置かれ、不安や怒りを抱えています。ジェレミーは次の3つのステップを通じてセルフマネジメントすることを伝えました。
1.自分や自分の大切な人が今「どのように感じているか」をきちんと把握する
2.怒り、不安、疲れなど、実際に感じている気持ちを、「抵抗せずに」そのまま受け入れる
3.その上で、今「うまくいっていることは何か」を考え、そこに注意を払う
カギとなるのは②。たとえ「ネガティブな感情」がそこにあるとしても、そのことをしっかりと理解し、見過ごさず、ありのままを受け入れた上で、次のステップに進むことが大切です。ジェレミーは、セッションの中で「(不安や怒りを感じていることに対して)怖がる必要はない」と話しています。また体に沸き起こる怒りに対処する方法として、壁を手で強く押してみることで自分を落ち着かせる、という具体的なアドバイスもしていました。
セッション中は、ヴィジュアル資料を読みながら、投票機能やチャットなどを駆使し、普段のセッションと同様に、活発な情報交換を参加者全員が共有できる環境を準備。参加者は、このステップごとに自身の気持ちをセッションの中で共有することで、実際に③へ到達した時には、瞬時に「良いこと」を発言していました。そして1時間のセッションが終わったときには、前向きに一歩を踏み出せたといったコメントで溢れていたのでした。
社会や経済という外側の世界が混沌としたこんな時だからこそ、セルフマネジメントという「人の内面の反応をコントロールするスキル」を、多くの人に手にしてほしいと強く願っています。
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次回のオンラインセッション
タイトル: 新しい日常と向き合う
4月19日(日) 9:00-10:00
お申し込みはこちらから