望まない結果から望む結果に繋げるツール 「IRマップ」

「こんなはずじゃなかった・・・」
「頑張っているのに、なかなか結果に結びつかない」

といったことは、仕事だけでなくプライベートにおいても誰しも経験していることではないでしょうか。

自分の考えていることはなんとなくわかるけれど、その奥にある感情や感覚に気づかないままやみくもに行動していると、その行動の結果についての評価もできません。また、頑張っているのに結果に結びつかない人は、そもそも「どういう結果を目指しているのか」を自分自身がわかっていなかったりします。

今回は、望んでいない結果と望んでいる結果のギャップの背後にあるものを明確にし、行動変容を起こしていくための実践的なツール、「IRマップ」(Intention Result Map)をご紹介します。

IRマップの2つの使い方

IRマップのひとつの使い方は、いま自分が手にしている「望んでいない結果」から分析する、というものです。望んでいない結果は、自分自身のどのような行動や選択によってもたらされたのか、どんな経験の中から選択肢が生まれたのか、結果から順に辿っていくのです。そして、それらの情報を基に「本当に望む結果」に至るためにはどこに意識を向けるべきかを明らかにします。

書籍P 167参照

もう一つの使い方は、クリアになった意図に基づいて可能性を広げていく、というものです。
「本当に望む結果=意図」に至るために、どこに意識を向けるとよいのか。意識の向け先が変わると、自分がエネルギーを注ぐところも変わります。そして新たな選択肢が生まれます。新しい選択肢からは、新しい行動が引き起こされ、新しい結果が得られます。

ここで得られた新しい結果を基に、本当に望んでいる結果が得られるまでIRマップのプロセスを繰り返すのです。
IRマップは、望んでいない結果と望んでいる結果のギャップの背後にあるものを明確にし、行動変容を起こしていくための実践的なツールといえます。

書籍P169参照

望まない結果が起きる要因やプロセスについてはこちらの記事で紹介しているので、ぜひご覧ください。

IRマップの具体的な事例は書籍第7章にも記載されています。こちらも合わせてご覧ください。
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