【メンバーインタビュー】園田恭子さん

Transformの活動を始めて5年目となる今、改めてメンバーにTransformとの出会いや、セルフマネジメントやトランジションと関わってどのように人生が変わったかなど、インタビュー形式でご紹介します。
今回はTransformのメンバー 園田恭子さん(恭子さん)のストーリーをご紹介します。

インタビュアー:千葉紘子(トランスフォームメンバー)

 

Transformとの出会い

ーでは早速ですが、恭子さんとTransformの出会いを教えてください。

園田:2017年12月開催されたSTEP1『セルフマネジメント&マインドフルネス』プログラムに参加したのが出会いです。

当時、day1は湯河原で開催されていて、土曜日の朝だったにも関わらず、湯河原駅のホームにしゃがみこんでフェンスにもたれ、太腿上にパソコンを抱えて仕事していたほどの仕事人間でした。

開始ギリギリまでそうやって過ごした私は、滑り込んだ講座で神経系のマネジメント”レジリエンス ゾーン”のことを知り、「私、ずっとレッドゾーンにいたんだ!」と初めて自己認識をしました。

 

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レジリエンスゾーンとは?

交感神経と副交換神経が最適なバランスにある状態。(書籍P.100図表13 P.104図表14 P.107図表15に詳しい説明が記載されています)

 

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それまでも、心配する友人から指摘されることがありましたが、「分かってはいるけど、仕事だから仕方ない」と思い込んでいたんです。
メカニズムの全体像を知ることで、自分がどこにいるのか理解し、それが続くとどんなデメリットがあるのかを知り、また、自分でマネジメントできることも分かり、やっと友人の助言が腑に落ちました。

とてもシンプルな図ですが、とても示唆に富んでいて、今でも常にこれを意識しています。

セルフマネジメントに辿り着くまで

ーなるほど。自分の状態に気づくための新たなツール(レジリエンス・ゾーン)を手に入れたことが、大きな変化のきっかけになったんですね。恭子さんはどういう経歴でセルフマネジメントにたどり着いたのですか?

園田:大学卒業後、ANAに国際線客室乗務員として入社しました。
乗務と並行して様々なプロジェクトに関わり、特に1300人の部署での風土改革プロジェクトでは、人の主体性の美しさと力強さに魅了され、現在の人材開発事業を始める原体験となりました。

その後、定年まで働くつもりで総合職・管理職になり、営業に携わったものの、再婚相手に3人の子供がいたため、約20年勤めたANAを退職することを決めました。
最初の夫とは31歳の時に死別していて、子育ては初めてでした。

しかし、いざ母親・専業主婦になったものの、アイデンティティの喪失と子供たちとの関係性構築がうまくいかず、悩みました。それをきっかけにコーチングに出会い、CA時代の原体験につながる人材開発の仕事を行うことになりました。

その後、コンサルティング会社の役員を経て、現在はエグゼクティブ・コーチング、コンサルティング、研修などを行っています。
Transformには2019年冬に仲間入りしました。

メンバーになるきっかけ

ー恭子さん自身、いくつもの大きなトランジションを経る中でTransformと出会い、向き合われてきたんですね。そんな中メンバーになろうと思った理由は?

園田:私は困難な時期や人生の岐路でTransformメンバーの温かい関わりや人生を楽しむ姿勢に助けられました。
今まで、自分もそうありたいと心から願っているのに、「それは理想。それだと現実が成り立たない。」と思い込んでいました。でもTransformメンバーは実際にその価値観や在り方を”地で行って成幸している人たち”だった(笑)
「私もそう生きていこう!仲間入りしたい!」と思い、メンバーになりました。

元々、私は大学で「真の豊かさ」の研究をしており、「自分らしく、感性豊かに、大切なものを大切にしながら幸せに生きる」ことを願っていました。
一方で、バブル時代の競争社会を生き抜く中で、高い成果を出して達成することへのこだわりや、”ねばならない主義”が強くあり、無意識にそれらは二律背反だと思い込んでいたのです。

実際、メンバーとして自身もセルフマネジメントを探究していく中で、アテンションをシフトして、意図に基づいて新たな選択肢を作り、結果を変えることができた。
そしてそれは個人としても組織としても実現可能なのだと確信を持つことができました。

その経験をもとに、大きな責任とプレッシャーを負っているリーダーの方々にセルフマネジメントを伝えたいという思いが強くなりました。

ー”地で行って成幸している人たち”というのはとてもよくわかります!Transformメンバー最大の魅力ですよね。そんな恭子さんが今興味を持っていることはなんですか?

園田:私の脳内は、 ①仕事&部活(コミュニティ活動) ②ボディ&マインドのコンディショニング  ③学び ④人生の楽しみ  の4つの領域でできています。

 

 

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4つの領域の真ん中にあるのがセルフマネジメント、私にとっては大事なコアになります。

が、見てお分かりの通り、溢れんばかりの脳内なので(特に④人生の楽しみが笑)、セルフマネジメントでとても大切な ”余白” をいかに作るかが最大のテーマになっています。

ちなみにこれ(下図)は2018年冬に書いていたノートの一部。
この時はまだ「プライベートを広げたら仕事が入らない!」と信じていた脳内。
今は思い込みが外れ、Transformメンバーらしく?人生が豊かになったことがよく分かりますね。

 

 

Transform x 人生の変化

ー関心事が湧き出る泉のようで素晴らしいと思いました。先程のお話にもありましたが恭子さんがTransformのプログラムに関わっていて、自分の人生が変わったことは具体的にどのようなことですか?

園田:上記にもあるように、人生はがらりと変わりました。
特に、自分にとっての「問題」が減ったと思います。以前はこだわりや許容範囲の狭さから、「問題」を自分で作り出して自分で怒ってたんだなぁと。
かつ、疲れや不安から体調や気持ちが低迷することも減り、そうなったとしても対処ができるようになりました。

多少状態が崩れても、崩れていることに気づき、立て直す方法を知っているということは、自分に安心感を与えます。ブレたら戻す、その繰り返しによって、自分の心身の状態、仕事のパフォーマンス、周囲、特に家族との関係性は大きく変わったと思います。

今後の担う役割は?

ーでは最後に今後Transformのメンバーとして担う役割は何だと思いますか?

園田:Transformメンバーとして、担う役割は4つあると思っています。
・プログラム参加者により良い学びや気づき、経験、変容の機会を提供していくこと
・Transformの面白いプログラムを生み出していくこと
・セルフマネジメントの考え方を広め、必要としている人に届けていくこと
・セルフマネジメントの考え方を広めていく仲間たちと一緒に磨き合い、仲間をサポートすること

同時に、自身の仕事の中でも、セルフマネジメントや人間の身体の仕組みについての知見を共有しながら、クライアントを支援をしていきたいと考えています。

 

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恭子さんの大きな変化のきっかけとなった、レジリエンス・ゾーンが記載されている書籍

ドラッカー・スクールのセルフマネジメント教室 ―― Transform Your Results

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