【イベントレポート】ノーベルファーマ社 全社員研修~フィロソフィーを深め選択肢を広げるためのセルフマネジメント~

Transform共同創業者の稲墻が ノーベルファーマ社の全社員研修に登壇しました。
「フィロソフィーを深め選択肢を広げるためのセルフマネジメント〜会話と体験を通じて、自分自身とフィロソフィーをつなげる〜」をテーマとした研修の様子をお届けします。

ノーベルファーマ社は「必要なのに顧みられない医薬品・医療機器の提供を通して、社会に貢献する」を使命に、新薬・医療機器を開発し、難病・希少疾病を中心に、医療現場に新たなオプションを提供してきた企業です。
2003年創業後、常にチャレンジをし続け社員も増加した今、フィロソフィーの理解をさらに深めてもらいたいという、創業者の強い想いから今回の研修が実現しました。

セルフマネジメントを軸に、自分自身とフィロソフィーを繋げる

 

当日は300人以上の方が参加。新型コロナウィルスの影響もあり、3年ぶりに全社員が対面で集まるという貴重な場に呼んで頂きました。

企業理念やフィロソフィーに賛同し意欲を持って入社した後、徐々に日々の業務に追われてしまい、どうしても理念や使命にエネルギーを向けるのがないがしろになってしまう。創業期から関わるメンバーと、成長期に入社したメンバーとの仕事の向き合い方のギャップが生じるという、個人や組織のトランジション課題は多くの企業で起こっている事ではないでしょうか。

仕事との向き合い方を変えたり、組織内の人間関係を深め、チームによいエネルギーを生み出すためには、まず社員ひとりひとりが自分の状態に気づき、望む結果に向かって適切に対処することが必要です。「まず自分をマネジメントできなければ、他者をマネジメントすることはできない」というピーター・ドラッカーの哲学に基づき、自分自身に意識を向けるところから研修を始めていきました。

 

「頭で知っている」と「実際にできる」には大きなギャップがあることをエクササイズを通して実感してもらったり、実際に身体を動かして自分の状態の変化に気づいてもらい、その変化を共有し合うなど多くのアクティビティを行いながら、「自分に意識を向け、自分で自分の状態を変えていく(自分で結果を変えていく)」体験を深めていきました。

 

 

体験が深まるにつれて徐々に参加者の声のボリュームが大きくなり、会場全体にエネルギーの高まりを感じました。その状態で会社のフィロソフィーについてグループディスカッションを行い、「自分が会社のフィロソフィーをどう感じているか」「フィロソフィーを体現できている、体現できていない時はどんなときか」など、お互いが自分軸から意見を交換しあうことで、自分自身とフィロソフィーが改めてつながり、自分の仕事のやり方や向き合い方について深く考えるきっかけになったように思います。

 

参加者の声

・今回の研修で実際に体験して、自身の状態(レッドゾーン)・パターン(仕事でイライラして我慢できずに相手に突っかかってしまう)を明確に認識して腹落ちした

・レジリエンスゾーンを保って余裕をもって仕事をしていきたい

・過覚醒と低覚醒をコントロールし、レジリエンスゾーンをいかに維持していくかが重要だと感じました。

・知っている事と出来る事は違う事や出来るためにはパフォーマンスの維持、回復などの意識の切り替えが必要なことを実感しました。

・従来の講習内容とは異なる視点の内容であり、興味が持てました。

・フィロソフィーを再確認するよい機会となった。

・誰のために仕事をし、その対価を得る為に必要な行動を再認識できました。

・使命、フィロソフィーを繰り返し確認することで、重要事項を意識レベルに呼び起こし、直面している業務の意義を理解し、意欲的に取り組む一助とできると思いました。

・特にテレワークで陥りやすい内側の世界を認識できました。同じフィロソフィーを共有する同僚等と積極的なコミュニケーションをはかり、外側の世界をたえず意識して日常業務に取り組みたいです。

・自身の社歴も古いので領空侵犯を恐れずに部を越えて良いと思うものは意見していこうと思った。

 

*レジリエンスゾーンとは

交感神経と副交換神経が最適なバランスにある状態(書籍P.100図表13 P.104図表14 P.107図表15に詳しい説明が記載されています)

 

 

最後に

Transformは、社員ひとりひとりのパフォーマンス向上や組織のチームビルディングなど、引き続き企業への支援を行ってまいります。ご要望、ご質問がございましたら、お気軽にお問い合わせください。